なぜなに日本語

2018-10-16  本文已影响23人  Joeylee1990s

毎日少しずつ「簡書」に載っていますけど、よろしく。


「以上」よりも「超える」数

今度のテストで八十点を超えたら、お小遣いをアップしようと言われました。結果は、ちょうど八十点!さて、お小遣いは上がるかな?残念!今回は据え置きです。「八十点を超える」は、八十という数を含みません。

「据え置き」すえおき。【支払いの】deferment. 据え置き期間。

「見る」わけじゃない「みる」

「見る」は、目で物の姿捕らえることです。「味を見る」「湯加減を見る」といった場合も、目は使いませんが、頭や感覚を働かせて、探り、とらえるのを指します。

ところが、「食べてみる」「読んでみる」などの「みる」は、そうした働きを表してはいません。「食べる」「読む」と言う動作を示す言葉の後に「〜て『で』みる」の形で付いて、「ためしに〜する」と言う言葉を足しているだけです。そのため、普通「みる」と仮名で書きます。それだけでは使われず、他の言葉に付けて意味を補う役目をするものは、他にもあります。「電車が来る」の「来る」は近づくことですが、「元気がわいてくる」の「くる」は、「だんだんその様になる」の意味です。「夜が明けていく」「いっしょに歌ってあげる」の「いく」「あげる」もそうです。「公園に行く」「贈り物を上げる」との違いを考えてみましょう。

とらえる・捕らえる・捉える」catch・grasp・意味を捕らえる。

加減を見る」かげん・an extent / a degree / a condition. 暑さ加減 the extent of heat.        湯加減を見る see how hot the bath is...

ところが」【しかし】but ; 【しかしながら】⦅やや書⦆ however ; 【だが一方】while …

そのため」【その理由[目的]で】for that reason [purpose] ; 【その結果】so, as a result, ⦅やや書⦆ consequently (!文頭に用い, コンマで区切ることが多い ) ; 【それゆえ】⦅やや書⦆ therefore.

それだけ」「数量・程度」that [so] much ; 【それほど】so, ⦅話⦆ that ; 【それだけ一層】the+比較級 〘for, because節〙. 

「補う」おぎなう。【金・時間などの不足分を】make* … up ; 【損失・欠点などを】make up for … (!受身はまれ) , compensate for.

「役目」やくめ。〖仕事〗a job ; 〖任務〗(a) duty ; 〖役割〗a role ; a part ; 〖責任〗(a) responsibility ; 〖機能〗a function.   通訳の役目を引き受ける。

「湧く・沸く」わく・わいて。風呂の湯が沸いた。【水・涙などが勢いよく流れ出る】gush (!out) ; 【どんどん流れる】well (!up, out) ; 【急に流れ出る】spring*(up).


難しくても素敵な校歌

入学式や卒業式で欠かせないのが校歌斉唱です。でも、歌詞がちょっと難しいなと感じる人もいるはずです。「学びの業に勤しみ」「朝な夕な睦み合い」と言った、普段は聞いたことがないような文句が並んでいるとしたら無理もあるませんこうした言葉は主に平安時代の文学、とりわけ響き美しさ大切にした和歌を作る中で磨かれてきたものです。意味はよくわからなくても、柔らかで、ゆったりとしてそれでいて重々しくて厳かな、独特の雰囲気が伝わってきませんか。普段の会話では使わないと言うところに値打ちがあるのです。厳粛な式典で歌うのには相応しいと言えます。

最近では、普通の言葉を使った親しみやすい歌詞の校歌も作られています。「学びの技に勤しみ」は「勉強を頑張って」、「朝な夕な睦み合い」は「朝に夕に仲良く」となるわけです。これはこれで、分かりやすく、楽しく歌えそうですね

欠かす」欠かせないもの/ a necessity/ a must.         「校歌斉唱」こうかせいしょう。

勤しむ」いそしむ・精を出す・励む。研究に勤しむ。

朝な夕な」あさなゆうな。いつも。。。

睦み合う」むつみあう・互いになれ親しみ合う。like each other and become friendly.

とりわけ」adv特に、especially, particularly, above all.. 「取り分ける」選別する。separate.. 不良品を取り分ける。  「響き」ひびき a sound / an echo / a shock。

磨く」みがく・polish...up; improve, refine. 「柔らかしい」やわらかしい。

ゆったり」「空間的に」spaciously, 「心理的に」relaxedly

それでいて」=「それなのに」「それでも」yet...

重々しい」じゅうじゅうしい・grave / solemn =「厳か」おごそか=「厳粛」げんしゅく

「値打ち」value. worth. 「この本は読む値打ちがある。」

「伝う」と「伝わる」と「伝える」の違い:

伝う」ものに沿って移動する。go along... 川を伝って進む。

伝わる」1)事柄、情報やある人の意向が他の人に知らされる。「悪い知らせは直ぐに伝わる」。2)代々続く。come down, be handed down「これは200年前から我が家に伝わる宝物である」。3)(光・音などが)進む。「光線は音より速く伝わる」。

「伝える」自動詞。



自信があるから「必ずや」

誰でも大人になる日は必ず来る」など、間違いなくそうなるとはっきりしている時、登場するのが「必ず」です。「大人になったら必ず投票に行く」のように、自分で強く決めた事柄についても使われます。

「そうなると」if so...

「もしもし」の始まり

電話する時の決まり文句「もしもし」。「もしも」「もしや」の「もし」ではありません。「***と申します」と自己紹介する際に使う敬語の「申し」がもとになっています。「申し」は昔、人に礼儀正しく呼び掛ける言葉として、「申し、お姫様」のようにも用いられました。二つ重ねた「申し申し」から「もしもし」になりました。

童謡の「兎と亀(うさぎとかめ)」は、うさぎが「もしもしかめよ、かめさんよ」と話し掛けます。道で会った知らな人に、「もしもし、何か落とされましたよ(何か落としましたよ)」と、呼び止める時にも使われる言い方です。

ベルが発明したテレホンは日本に入って来て電話と訳されました。受話器に向かって言う「ハロー」の代わりには、古くからあった「もしもし」を当てることになったのです通じている確かめる意味合いもあり、元々は、電話をかけた方が言うものでした。敬語から生まれた言葉です。心を込めて丁寧に使いたいですね。

決まり文句:固定用法。

呼び掛ける」1) 遠くにいる人などに向かって声をかける。声を出して呼ぶ。(叫住某人)2) 意見を述べて賛同を求めたり,行動を促したりする。(呼吁 appeal to。)警察は人々に情報の提供を呼びかけた。

重ねる」1)積む、pile/ put...on (top of..) 煉瓦を重ねる。2)繰り返す,repeat。同じ間違いを重ねる。     「童謡」どうよう

話し掛ける」speak...to... 相手に言葉をかけて話をしようとする。

呼びとめる」call to him to stop.  タクシーを呼び止める。「発明」はつめい

確かめる」調べたり,念を押したりしてはっきりそうだと納得する。see / make sure...

意味合い」背後の事情を含めた意味、理由、わけ。「微妙な―を含む」.

結び付く語彙が決まった言い方

「小鳥」なら「さえずる(囀る)」、「馬」は「嘶く(いななく)」、「犬」は「吠える(ほえる)」のように、結び付く言葉が慣用的に決まっている関係をコロケーション、連語関係と呼びます。結び付きがおかしいと、意味が同じだからと言って、日本語として不自然に聞こえます。

何でも「やばい」は、やばい?

仲間うちに、限られた範囲だけで通しる言葉があります。ドラマで犯人が、刑事をデカ、警察をサツと呼んでいるのはその例です。ほかの人に気づかれないように会話したり、仲間同士であることを確かめ合ったりするために生まれたものですが、なかには世の中全体に広まった言葉もあります。

やばい」は、元々は、泥棒が警察に見つかりそうになった時など、身に危険が迫(せま)った様子を表すのに使った言葉でした。ところが今では、「やばい、忘れちゃった」なって、みんな平気で口にしています。ご馳走を食べて、「これはやばい」「やばっ。うますぎ」と、「素晴らしい」に近い感じで使われることも少なくありません。

一部の人々の言葉から、多くの普通の人々の言葉に、危ない様子を示す使い方から、感動を表す使い方へと変わってきたと言えます。でも、そもそもの意味合いを思い出してみると、何でも「やばい」で表現するのは考えものです。「やばい」と言いそうになったら、もっとふさわしい表し方はないか、探してみてもいいのではないでしょうか。

「滑る」と言ったら叱られた

受験生の前で「道が凍って滑りそうだよ」なんて言って、「滑る(すべる)」なんて口に出してはだめよと、しかられた人はいませんか。試験に失敗する意味の「滑る」を思い浮(う)かべてしまうからです。普段なら何でもなくても、場面によってはふさわしくないとして、使わないようにしている言葉を忌(い)み言葉と呼びます。「忌む」は「嫌う・避ける」の意味です。


メモらないからミスるんだ

起きる、食べる、止まる、揺れる、晴れるーーー動きや働きを表す言葉の言いきりの形(辞書に載っている形)は、「**る」の言い方が多いですね。それに倣い(ならい)、「事故」+「る」=「事故る」のように、「る」を付けて、新しい言葉を作るやり方があります。「けちる」も、「けち(物をおしむこと)」から作られました。

「メモる」「ミスる」など、外国から来た言葉も「る」をつければ、日本語に変身します。「サボる」は、フランス語のサボタージュ(なまけること)の「サボ」+「る」です。携帯電話をデコレーション(飾り付け)するのを「デコる」と言いますが、ごてごてと装飾するという意味では、既に大正時代から使われていました。

簡単で便利な方法なので、これからも「**る」言葉は作られていくでしょう。ただし、少し品がなく砕けた感じがあります改まった会話や、正式な文書にはふさわしくありません。時と場合を考えて、使いたいですね。

倣う」ならう、copy/follow/。人の例に倣う/ follow his example

怠ける」なまける;「飾り付け」かざりつけ、decorate;

ごてごて」heavily, thickly;「砕けた」くだけた、friendly, familiar, 親しい。

改まった会話」be formal dialogue;「相応しい」ふさわしい suitable。

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