練習12(比喩)
2022-03-21 本文已影响0人
小熊猫猫
なんかの本で読んだ話、ある山の麓で、おじいさんと孫が、山鳩の雛を育てていた。その山の反対側に、別のおじいさんと孫がいて、こっちは鷹の雛を育てていた。それぞれの雛が成長して、飛べるようになったんで、ある日、空に放してやった・そしたら、鷹が山鳩を食べてしまった。山のこっち側では、山鳩が喰われたって泣いた。向こう側では、鷹がはじめて餌を獲ったって喜んだ。ひとつの現象なのに、山のこっちと向こうでは、まるっきり正反対のことが起きたってことになる。
妙な話だけど、人生の喜びや悲しみは、根本的にそういうものだ。この世で起きることには、本来、何の色も着いていない。
そこに、喜びの悲しみだのの色を着けるのは人間だ。
問い:この文章の内容として最も適切なものはどれか。
1 住んでいるところが変われば、同じ現象でも違って見えるものだ。
2 人生にうれしいことも悲しいこともあるのは、しかたがないことだ。
3 いくら人が喜んだり悲しんだりしても、起きたことはどうすることもできない。
4 世の中で起きる物事は、立場によって見え方や意味が変わってくる。