“隼鸟2号”发言人回顾6年来的旅程(日文翻译)

2021-04-09  本文已影响0人  qiufeng1ye

「はやぶさ2」スポークスパーソンと振り返る、6年の旅路(原文链接)

“隼鸟2号”发言人回顾6年来的旅程(日文翻译)

“隼鸟2号”密封舱进入大气层燃烧产生的火流星

原文:

小惑星探査機「はやぶさ2」のスポークスパーソンを務めた、JAXA宇宙科学研究所の吉川真と久保田孝。理学と工学、それぞれの専門分野で力を発揮しつつ、「はやぶさ2」を国民的なプロジェクトへと発展させていったプロセスを振り返ってもらった。

翻译:

JAXA宇宙科学研究所的吉川真和久保田孝,作为小行星探测器“隼鸟2号”的官方发言人,回顾了在理论和工程两个专业领域中发挥各自的力量,将“隼鸟2号”建设发展为国家级项目的过程。

原文:
Q:「はやぶさ2」のプロジェクトにおいて、既にさまざまな新たな知見が得られていますが、まずは吉川さんの理学分野のハイライトとなる発見について教えて下さい。

A:吉川:今年の6月頃から「はやぶさ2」が持ち帰ったリュウグウのサンプルの本格的な分析が始まる予定で、そこからが山場になるわけですが、現在のところ最大の驚きは、リュウグウ表面の物性です。リュウグウにインパクタ(衝突装置)をぶつけて、人工クレーターを作った時にわかったんですが、表面が硬くなかったんですね。表面強度が非常に小さかった。それから表面の物質のスペクトルを詳細なに調べてみたら、リュウグウが一旦、太陽に非常に近づいた可能性が高いことも分かりました。リュウグウの進化について、ある程度推測することができています。小さな塵、ダストがどんどん集まって天体になるわけですが、大きな天体になるほど重力で硬い物質になっていく。リュウグウにある物質は、46億年前に宇宙空間にあったダストが集まって、それがギュウギュウに硬い岩石になる前の状態のように見えました。これは地球には隕石として落ちてきたとしても、全部燃えてしまうと考えられ、今まで我々が研究していないような物質かもしれないんです。

翻译:
Q:关于"隼鸟2号"项目,虽然已经收获了许许多多的新成果,但还是请吉川先生谈一下从理论来看最重要的发现。

A:吉川:预计从今年6月份左右开始,将对“隼鸟2号”从小行星“龙宫”带回的样品进行正式的分析,虽然那时候才是重头戏,但目前最大的惊喜还是“龙宫”表面的特性。我们通过撞击器碰撞“龙宫”,人为制造陨石坑时才发现原来它的表面并没有那么坚硬,表面强度非常小。然后经过仔细对比表面物质的光谱后,发现“龙宫”很可能一度十分接近太阳。由此我们可以对“龙宫”的演变进行一定程度的推测。天体是由许多很小的尘埃不断聚集而慢慢形成的,当随着天体逐渐变大在重力的影响下会变得坚硬起来。而在“龙宫”上的物质就像46亿年前刚聚集的宇宙间的尘埃,仍然还未形成坚硬岩石的状态一样。在地球上这种物质即使被陨石曾经携带过,在经过大气时也被燃烧殆尽了,所以这很可能是一种迄今为止从未研究过的物质。

“隼鸟2号”在距地球约3亿公里地方拍摄的C型小行星“龙宫”

原文:
Q:久保田さんの工学分野ではいかがですか?

A:久保田:工学技術に関しては、二つを挙げたいと思います。「はやぶさ」初号機に続いて、「はやぶさ2」は二度目の小惑星サンプルリターンになります。技術は一度で確立できるものではなく、二度、三度と行って確立するもの。今回で二度目の成功を成し遂げ、月より遠い深宇宙探査の技術をさらに高められたことが1つ目です。もう一つは、技術は進歩しなければいけません。「はやぶさ2」では、ピンポイント着陸に成功し、またインパクタを用いて人工クレーターを作り、内部の物質を採取しました。さらにまた小惑星探査ロボットMINERVA-Ⅱによる表面移動探査もやり遂げました。主要な探査技術をマスターしたことと次に繋がる挑戦を成し遂げたことが、工学的な大きな成果です。

翻译:
Q:久保田先生从工程方面看怎么样呢?

A:久保田:关于工程技术,我想列举两个方面。继“隼鸟1号”之后,“隼鸟2号”成为了第二次携返小行星样本的探测器。这说明技术本身并非一蹴而成,而是经过反复确立起来的。本次在得以完成第二次任务成功的基础上,进一步提升了我们远于月球的深空探测技术,这是其中一个方面。另一方面,科学技术必须要得到进步。在“隼鸟2号”项目中,我们成功地进行了定点着陆,同时利用撞击器人为制造了一个陨石坑,并采集了内部物质,还完成了小行星探测器MINERVA-Ⅱ在小行星地表的探索。通过掌握主要的探索技术和对不断涌现的技术挑战实现突破,正是工程上的重大成果。

原文:

人類の共有知のために、宇宙探査プロジェクトはある。

翻译:

为了人类的共有知识而建立的太空探索项目

原文:
Q:お二人は「はやぶさ2」のスポークスパーソンとしての役割を担っていました。「伝える」という意味で特に注力した点について教えて下さい。

A:吉川:いかにしてみなさんを巻き込んで行ったかといえば、とにかくなるべく早く知らせること、リアルタイム性にかなり力を入れて、実際の運用をほとんど生で出していくっていうことを何回もやりました。タッチダウン、インパクタ、地球帰還の時にはYouTubeで中継もしましたね。Twitterでも発信して、観ている方自身がミッションの現場にいるかのような雰囲気を出したかった。3億kmの彼方で行っているミッションを、身近に感じて欲しかったんです。

A:久保田:宇宙探査は、以前は、夢はあるけれどもミッションがわかりにくく、うまくいかないこともあり、厳しい目で見られていました。相当の予算をかける割には、どんな成果が得られているのかわかりにくかったからだと思います。ミッションは何のために、どのように、何をしようとしているのか、また何が難しいのか、なぜそうなったのかなど、実際の説明会では資料を工夫したり、動画で説明したり、模型を使って動きを見せるなどして、みなさんに理解していただくことに努めました。いろいろな方に注目され、勇気をもらったという言葉もよく聞きます。若い世代にまで関心が広がったことによって、人材育成にも繋がると思っています。日本の宇宙探査は、「はやぶさ2」の後には、月へのピンポイント着陸に挑む「SLIM」、火星衛星からのサンプルリターンに挑む「MMX」と続きます。米国が月の有人探査を行うアルテミス計画がありますけれども、そこに日本が参画できるのも、やはり日本の技術が認められたからですよね。次の世代に期待します。

翻译:
Q:二位担任了“隼鸟2号”发言人的职责,请谈一下在“传达”这项工作上特别需要注意的点。

A:吉川:说到如何让大家能更好参与进来的话,总之就是尽快通知到位,花大力气在实时性这一方面,比方说有好几次直接将实际的运行过程拿出来展示。“落地”、“撞击”以及“返回地球”都在YouTube进行了直播。还通过发送Twitter来营造关注者本人在任务现场的氛围,希望大家能亲身感受到我们在三亿公里之外执行的任务。

A:久保田:在以前,太空探索是一项充满梦想但不太容易能被普通人理解的任务,一旦出现不如人意的情况就会遭以严苛对待。这是因为它花费了大量的预算资金,却很难知道能取得什么样的成果。关于太空任务的目的、解决方法、具体步骤、难点以及导致的原因等等,我会在说明会上通过各种资料、播放视频、演示模型来等各种方式努力让大家来理解这些内容。最近我也经常听闻项目受到了各方的关注并士气得以鼓舞的话,我想年轻人们对我们工作关心的不断提升,也与人才不断培养的原因紧密相连吧。日本的太空探索在“隼鸟2号”之后,紧接着是挑战精准登月的 “SLIM”项目(注:日本首个无人探月探测器,预计2021年),以及从火星卫星上取样的“MMX”项目(注:日本的火星卫星探索计划,预计2024年)。美国目前正在进行载人探月的“阿耳忒弥斯”计划(注:美国的新一代载人登月计划,要实现月球的常态化登驻),日本之所以也能参与其中,是因为日本的技术得到了认可,因此我们对今后的工作也充满了期待。

在新闻发布会上的久保田(左)和吉川(右)

原文:
Q:すぐに役に立つ、というような見方ではなく、生物の始まりの謎に迫ることが、人類みんなの共有知となることの重要性を伝えられたということでしょうか?

A:吉川:我々の地球と生命をきちんと理解しましょうというのが大きなテーマなんです。「それを知って何になるんだ?」という問いには、地球や我々自身の始まりを知ることは、そもそも知的な生物である人類だからこそできるのだと答えています。まさに人間であることの証だと。

A:久保田:「はやぶさ」初号機の時には、(有機物や水をあまり含まない岩石質と考えられている)S型小惑星であるイトカワの探査で、どちらかといえば惑星の起源を探るためだったのですが、「はやぶさ2」が探査したリュウグウは炭素を多く含むC型小惑星、我々の体を作っている物質の元になる有機物があるかもしれないと考えられていた天体だったので、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」というキャッチフレーズで受け入れていただいたように思います。画家・ゴーギャンの言葉の引用でした。

翻译:
Q:也就是说并非立马见效,而是通过慢慢地接近生物起源之谜这种形成人类的共有知识来阐述项目的重要性吗?

A:吉川:如何好好来理解我们的地球和生命是一个重要的课题。如果被问到“知道这些又有什么用”时,那回答则是“了解地球和我们本身的起源这件事,正是只有拥有智慧的人类才可以做到”。这无疑是对人类自身的证明。

A:久保田:在“隼鸟1号”的时候,我们对一颗S型小行星“丝川”进行了探测(它是由不含有机物和水的岩石质组成的)。但最终是为了探索行星的起源,“隼鸟2号”的探测选择了一颗碳含量很高的C型小行星“龙宫”,而它的组成物质和构成我们身体物质原本的有机物很可能是同一种。那在这里我想引用画家保罗高更的一段名言——“我们从哪里来?我们是谁?我们到哪里去?”——或许这样更能让大家理解吧。

原文:
Q:壮大な目標のためであると同時に、具体的に役に立つ、ということもあるのでしょうか?

A:吉川:例えば、プラネタリー・ディフェンスという、小惑星が地球にぶつかるのを事前に防ぐ、という考え方があるんですね。国際的にも活発な活動があるんですが、地球への天体衝突を防ぐには、まず相手の天体を知る必要がある。映画だと天体を爆破したりしますが、あれでは地球に破片が全部降ってきてしまう(笑)。今、技術的にできるのは探査機を何機かぶつけて軌道を微妙にそらすこと。ただし条件が限られていて、天体の大きさが200〜300メートル以下で、ぶつかるのが今から10〜20年後以上という時間的な余裕がある場合だけなんですが、探査機をぶつけておくと20年後には地球のすぐ脇を通過するぐらいには軌道を変更できる。このような条件に限れば、我々は天体衝突を避ける技術を持っています。

A:久保田:3億km離れたところに誤差1mほどの高精度で着陸できたという技術は、今後の月惑星探査で狙った場所の着陸探査に活かされますし、ドローンによる物流や災害地の救援など地上の応用も期待されます。宇宙では、小型で軽量で消費電力が小さいことがすごく重要になります。それは地上でもさまざまな分野で役に立つと思います。イオンエンジンは、推力が弱いので地球上で打ち上げるのは難しいけれど、非常に小さい粒子を高速で出しているので、何かに役にたつのではと思っています。実際に企業と組んで、高機能フィルム材のマイクロ波プラズマ除電処理システムの開発を行いました。このように、「はやぶさ2」で獲得した技術が地上のさまざまな分野で応用されることを期待しています。

翻译:
Q:那在实现宏伟的目标的同时,是否也有能具体用得上的工作呢?

A:吉川:比如说有一种想法叫做“天体防御”,它可以预先阻止小行星撞击地球。虽然在国际上这方面的活动相当活跃,但是为了防止天体撞击地球,首先要知道要撞击天体的情况。要是像电影中一样把天体炸掉的话,那碎片会全部落到地球上了(笑)。我们现在技术能做的就是用几个探测器来使得轨道微微偏移。但由于条件所限制,天体大小要在200到300英尺以下,碰撞的时间也要留出距离现在至少10到20年的时间,通过探测器的撞击它的轨道将在20年以后发生变化,才会与地球擦身而过。要是仅限于这些条件的话,我们现在是拥有避免天体发生碰撞的技术。

A:久保田:在三亿公里以外误差为1m左右的高精度着陆技术,在未来能在月球或其他行星的精准着陆上大显身手,通过无人机运输的手段也能在灾区救援等地面工作中起到作用。在太空中,体积小、重量轻、耗电量小都是非常重要的。我觉得在地球上也应该有不同的领域能用得上这些技术。虽然离子推力器的推力很弱,很难在地球上发射,但是它能以很快的速度产生极小的粒子,因此我认为它可能也会有发挥用处的地方。实际上通过与企业合作,我们已经进行了高功能薄膜材料的微波等离子除电处理系统的开发。类似这样,我们希望在“隼鸟2号”中获得的技术能够应用于地球上的各个领域。

通过离子推力器巡航的“隼鸟2号”的想象图

原文:

リソースが限られているから、生まれるアイデアがある。

翻译:

正因资源有限,才会不断有新意产生

原文:
Q:「はやぶさ2」には、技術の進歩と同時に卓抜したアイデアが満載です。そのアイデアはいかにして思いつき、どう実現させたのでしょう?

A:吉川:もともと「はやぶさ2」の計画は、初号機ではサンプルが採取されていない可能性があったのと、そもそも地球に戻れない可能性があったことから提案されました。最初は、同じことをやるのかと言われて(笑)。次に1機のロケットで同時に2機の探査機を打ち上げて、片方は「はやぶさ2」で、もう片方は時間差で遅れて到着してドカンと衝突させるプラネタリー・ディフェンスのミッションを提案したんですけれども、今度は予算が高すぎてダメだと。であるならば、地下の物質を調べようと。そのためにモグラロボットを作るとか、ペネトレータ(天体表面に衝突し貫入する槍状の観測装置)を突き刺すとか、いろんなアイデアを考えて、最終的にインパクタ、衝突装置でクレーターを作るという結果になったんです。

A:久保田:内部物質を採るには、普通に考えれば小惑星表面に降りて、穴を掘りますよね。でも重力の小さいところでは掘る反動で姿勢が動いて倒れてしまいますし、小惑星の表面は温度が高いので長くいられない。「はやぶさ2」のタッチダウンによる採取方法を変えずに、内部の物質を表面に出すためには、インパクタをぶつけるのが一番良かった。しかし、ぶつけると表面からいろいろなものが飛び散るので、今度はそれをどう避けるのかというのが最大の課題で、緻密に考えました。一番確実で、しかもリソースが限られている中で、どうしようかとみんなで知恵を出し合ったことが成功に結びついたのかなと思います。

翻译:
Q:对于“隼鸟2号”,在技术得以进步的同时又云集了许多优秀的想法。那些想法究竟是如何产生,又怎么实现的呢?

A:吉川:原本“隼鸟2号”的计划,是在“隼鸟1号”有可能没采集到样本,以及无法返回地球的情况下而提出的。一开始,我还老被问咋干重复的事(笑)。后来又要用一个火箭同时来发射两个探测器,其中一个探测器是“隼鸟2号”,另一个探测器本打算用于晚点飞过去用来撞击测试“天体防御”的,后来因为预算太高被砍了。本想要是那被通过的话,我们还能研究地下物质。因此,我们又制作了鼹鼠机器人还有穿透器(通过穿透天体表面探测地底下的长矛状装置),除此还想了各种各样的办法,最终我们选择用撞击装置来制造陨石坑。

A:久保田:为了采取内部物质,通常会在小行星表面挖一个洞。但在引力较小的地方,会因为挖掘自身产生的反作用力导致机器不稳甚至翻倒,而且小行星表面温度很高也不能够呆太长时间。在不改变“隼鸟2号”落地采集方法的前提下,又想把内部物质拿出到外表,最好的办法就是撞击。但是如果撞上去的话,很多东西又会四处飞溅,所以怎样避免这种情况就是最大的挑战,而这需要经过慎密的思考。我想在资源有限的情况下,集结众人的智慧得出最切实可行的方法这才是成功的关键。

撞击前(左)和撞击后(右)的“龙宫”表面

原文:
Q:小惑星探査ロボットMINERVA-Ⅱに関しても、同じように紆余曲折を経て開発されたのでしょうか?

A:久保田:せっかく行くならばリュウグウに何かを降ろして、表面を探査したい。重量も限られている中でどうしようか。写真を撮ったり、温度を測ったりできれば科学に貢献できると考えた。いろいろなところを観測するために、表面移動はぜひとも実現したかった。小惑星のような微小重力環境では車輪走行は難しいと考えていたので、飛び跳ねる機構を考えた。ところが、あまりに飛び過ぎるとリュウグウから離れてしまって、戻ってこられない。行ってみなければわからない場所に対して、どう対処したか。これは大学院生のアイデアだったのですが、モーターの回転数(トルク)で飛ぶ速度を変えられるようにしたのです。通信は、地球からダイレクトにはできず、「はやぶさ2」経由で行うことにしましたが、往復30分ぐらいの遅れが生じてしまう。そのため地球からリアルタイムに指示できないならば、自分で判断して、環境に応じて動くことのできる人工知能搭載のロボットに仕上げたのです。朝目を覚まし、午前活動して、暑い日中は昼寝をして,夕方活動して夜休む。きれいに撮れた画像のみを地球に送る。限られた重量や電力で、いかに面白いこと、役に立つことをやろうかと考えました。ソフトの書き換えもできるようになっています。もしかしたら「はやぶさ2」からの信号を待ちながら、まだ活動しているかもしれません(笑)。

翻译:
Q:那么,小行星探测机器人MINERVA-Ⅱ是否也经历了类似的曲折之后才被开发出来的呢?

A:久保田:好不容易抵达了“龙宫”,想着至少也要降落在表面上探测一番吧。在重量有限制的情况下该做什么呢,要是我们可以拍照、测量温度,那就能为科学研究多做点贡献。但为了探测到更多的地方,我们必须要实现在小行星表面移动。一般在小行星这样的微重力环境下,通过车轮来行驶是很困难的,所以就想到了通过跳跃来进行移动。但是如果跳得太远,就会直接飞出“龙宫”,再也回不来了。我们该如何应对这种情况呢,有个研究生想出了个办法,就是通过马达的转速(扭矩)来改变跳跃的速度。由于信号不能直接从地球发出,而是经由“隼鸟2号”进行,所以大概有30分钟左右的时间差。因此我们无法在地球上实时发出指令,而是要研发出一种搭载人工智能可以自身进行判断,根据环境变化而行动的机器人。它会在早晨苏醒上午活动,在炎热的中午小休片刻,下午又开始活动,直到晚上又进入休眠。它只会把拍得好的照片传送回地球。我还想在有限的重量和电能条件下多做些有趣、有用的事情,甚至打算重写软件来实现。要是那样的话,我们在一边等待着“隼鸟2号”发回信号的同时,机器人说不定还仍然自己保持着活动呢(笑)。

MINERVA-ii 在“龙宫”表面拍摄的图像

原文:
Q:科学者たちには、面白いことをやろうという考え方が共通してあると。

A:久保田:ええ、みなさん限られたリソースの中で最大の成果を挙げることに力を注ぎ、あらゆることを考えていますね。最初は、探査機の搭載重量をどう分けるかで取り合いになります。各担当の主張が強いわけですが、それでは成り立たない。ある程度フェーズが進むと、お互い協力してダイエットを始めて、みんな過去のことは忘れるので(笑)、一気にチームワークが良くなりますね。

A:吉川:切磋琢磨に関して言えば、アメリカやヨーロッパとの関係についても同じことが言えるかもしれません。アメリカではオサイリス・レックス(小惑星ベンヌからのサンプルリターンミッション)が進行中ですし、ヨーロッパでは日本と協力してマルコ・ポーロ(小惑星ウイルソン・ハリントンからのサンプルリターンミッション)が検討されました。惑星探査は、それぞれの国、地域が独自にやりたいミッションをやるわけですが、当然競争もありますけれども協力もして、情報のやり取りは常にしています。アメリカが成功すれば、サンプルは2カ所から得られることになりますし、より研究が深まっていく。
 オサイリス・レックスのチームは「はやぶさ2」を非常に羨ましがっているんですね。なぜかと言うと、彼らは観測をしてサンプルを採るだけなんです。「はやぶさ2」は、衝突装置はあるし、MINERVA-Ⅱを含めた合計4機の探査ロボットを降ろすし、タッチダウンも2回やっている。小さな探査機で、予算も少ないのに、彼らよりもはるかにたくさんのことをやっている。アメリカでは、「こんなにたくさんのミッションを提案できない」と言っていました。

A:久保田:アメリカもヨーロッパも「確実性」をかなり重要視していますよね。機会も予算も多いから、新しいチャレンジはできるだけ絞って,次の機会に採用するなどしています。でも日本では10年に1回できるかどうかです(笑)。だから、色々なものを詰め込みたいと知恵を絞るわけです。例えばMINERVA-Ⅱの重さは約1kgですが、ドイツとフランスが作った小型着陸機MASCOTは10kgほどです。チャレンジングなことは今後もできると思いますが、そのための準備をしっかりとするのがすごく重要。無謀なミッションは、当然JAXAでも認められない。リソースが限られると、いろんな発想が出てきますね。

翻译:
Q:是不是科学家们一致认为,我们应该做一些有趣的事情呢。

A:久保田:是的,我们都是通过想尽一切办法在有限的资源中取得最大的成果。一开始,大家曾围绕如何分配探测器的装载重量展开过激烈地争论,每个部件的负责人态度都很强硬,结果很难继续合作下去。但经过一个阶段的磨合后,我们慢慢开始趋向于合作,开始互相体谅,最后大家都把过去的不愉快忘掉了。(笑)团队合作总算好起来了呢。

A:吉川:就相互切磋琢磨而言,欧美之间的关系是可以这么说。在美国的OSIRIS REx任务(从小行星“贝努”取样带回地球的任务)正在进行的过程中,欧洲与我们日本合作的马可波罗任务(从小行星Wilson-Harrington取样带回地球的任务)也处于研讨之中。行星探索是每个国家地区都想独自完成的任务,当然在竞争的同时也伴随着合作,我们也一直保持着交换信息的工作。要是美国成功了,样本就会有两个地方的来源,而研究就能更加地深入。
其实OSIRIS REx的团队十分羡慕“隼鸟2号” 。为什么这么说呢,因为他们只是通过观测来采集样本。“隼鸟2号”不仅有碰撞装置,而且还卸下了包括“MINERVA-Ⅱ”在内的总共4个探测机器人,进行了2次落地过程。虽然是个小探测器,预算也很少,却比他们做的多得多。如果在美国,多半会被说”这么多任务我可干不了啊”。

A:久保田:美国和欧洲都非常重视确定性,因为他们的机会和预算都很多,所以他们会尽可能地减少新的挑战,在下一次再做实验。但是在日本十年才有一次机会(笑),这就是我们想要把各种各样的想法都放进去的原因。例如,MINERVA-Ⅱ的重量是1公斤左右,而德国和法国制造的小型着陆器MASCOT大约有10公斤。虽然有挑战的事情放在以后也可以做,但为此做好准备也是十分重要的。当然JAXA也不会认可鲁莽的任务。所以所限于资源的时候,自然会产生各种各样的想法。

“隼鸟2号”上搭载的小型着陆器 MASCOT 的想象图

原文:
昨今、若い人は夢がないと言われていますが、失敗を恐れて挑戦しないのはもったいないと思います。「はやぶさ2」を通して、夢の実現、挑戦する姿、特に若い研究者の姿を見てもらいたかった。悩む姿も中継でご覧になったと思います。難しい問題にどう立ち向かうか、あらかじめ用意周到に準備をして挑戦する大切さをご理解いただけたかと思います。それでも失敗したら,そこから学ぶことは大きいと思います。「はやぶさ2」は、中小企業、町工場の人たち、今まで宇宙に関わってこなかった人たちも巻き込んだ、日本らしいプロジェクトであると思います。

翻译:
都说近来的年轻人没有梦想,但我觉得因为害怕失败而不去尝试是很可惜的。我们希望通过“隼鸟2号”项目能看到一个梦想成真、挑战自我的过程,尤其是那些年轻研究人员的身影,他们烦恼的样子大家也在直播中看得到。这样各位就能理解到他们是如何面对困难,以及提前做好周全的准备再展开挑战的重要性。即使最后失败了的话,那你从中学到的东西也会很多。所以我认为“隼鸟2号”是一个很有日本特色的项目,它将中小企业、街道工厂以及那些从未涉足太空的人们都纳入了其中。

迎接密封舱抵达的相模原市群众
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