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【日语共读】佐贺的超级阿嬷(26)

2019-05-12  本文已影响2人  日语之声

各位听众小伙伴大家晚上好~

今天将由 主播 みちこ 为我们继续带来

佐贺的超级阿嬷(26

では、はじめましょう

佐贺的超级阿嬷

    故事讲述了在8岁那年,小主人公德永昭广离开家乡广岛,来到佐贺的乡下老家。这里没有玩具,这里没有朋友,甚至连送他来的妈妈也转身离开,迎接德永昭广的只有低矮破旧的房屋,以及独立抚养了七个儿女的超级阿嬷。刚来阿嬷家的德永昭广无法适应这里的寒酸生活,但随着时光的流逝,德永昭广渐渐体味到了与阿嬷在一起生活所得到的幸福。

——岛田洋七

26

佐贺的超级阿嬷(26

物のない時代だから、みんな自分のクレパスを大事に使っていて、貸してはくれるものの、「使いすぎたら、ダメ」とか、「ちょっとだけ」と注文をつけられる。

因为是物资匮乏的时代,大家都很珍惜蜡笔,虽然会借我,还是会一再叮咛:"不能用太多哦!""只能用一点点!"

だから、遠慮しながらあっちに借り、こっちに借りしているうちに、俺の絵はいつも、右の眉毛は赤いけど左は黒という感じになっていく。せっかくかあちゃんの顔を描いても、下手くそなピカソみたいで、とても広島に送る気になれなかったのだ。

我很客气地这边借借、那边借借,因此画的人常常是右边眉毛是红的,左边却是黑的。即使在画母亲的脸时,也画得像毕加索的抽象画,实在没勇气寄回广岛去。

ある日のことだった。俺は近所に住む喜佐子おばちゃんの子でもで、四歳年上の従兄弟いとこと一緒に、城のお濠ほりでいかだに乗っていた。ところが、いかだが何かに引っかかってしまい、俺と従兄弟は仕方なく濠の中に入って、いかだを押し始めた。

有一天,我和喜佐子姨妈的儿子、大我四岁的表哥到护城河上玩竹筏。竹筏不知被什么东西钩住了,我和表哥跳下水去推竹筏。

グニュッ!その時、足下あしもとにいやーな触感があって、俺は何かを踏んづけた。

哎哟!那时脚下忽然一硌,我踩到一个东西。

「なんか、踏んだ」

"我踩到什么了!"

俺は、従兄弟にそう言うと、水底すいていから踏んだものを引き上げた。

我告诉表哥,随手捞起踩到的东西。

「なに、これ。変な亀」

"这是什么?好奇怪的乌龟!"

俺が言うと、従兄弟が素すっ頓狂とんきょうな声を上げた。「すっぽんや!」

我才说完,表哥就惊呼:"是鳖!"

「スッポン?」

"鳖?"

「昭広、それ、魚屋に売ったら、ええ金になるとよ」

"昭广,这个拿到鱼铺去卖,值好多钱呢!"

俺たちは、顔を見合わせてニッコリ笑うと、ふたりでスッポンをかかえて持ち帰り、バケツに入れていさんで魚屋に売りに走った。

我们相视而笑,赶紧抱着鳖回去,装进水桶提到鱼铺去卖。

俺に踏まれたのが運のツキ。

被我踩到算它倒霉。

あわれ、スッポンは八百四十円で魚屋のおっちゃんに引き取られ、俺と従兄弟はそれぞれ四百二十円という大金を手にした。俺はすぐ、金を握って文房具屋へ走った。

天啊!鱼铺大叔竟然用八百四十元买下那只鳖,我和表哥各赚了四百二十元巨款。我立刻拿着钱跑到文具店。

「おばちゃん、四百二十円でクレパスありますか?」

"阿姨,有四百二十元的蜡笔吗?"

「三百八十円で、二十四色のがあるよ」

"有三百八十元、二十四色的。"

「それ、ちょうだい!」

"我要那个。"

家に帰って、二十四色入りのクレパスの箱をそっと開けると、今まで見たこともないような色がいっぱい入っている。特に金色とか銀色なんて、何かすごくありがたいもののような気がして、笑いがこみあげてきて止まらなかった。

回到家里,我轻轻打开二十四色装的蜡笔盒,里面排满了我过去没看过的各种颜色的蜡笔。我感到非常幸运,笑得一脸灿烂。

俺は、次の日、図画ずがの時間もないのに長いクレパスの箱を持って学校へ行った。一時間目は国語だったが、かまわず机の上にクレパスを置く。

第二天虽然没有画图课,我还是把长长的蜡笔盒带到学校。我不顾第一节课是国语,依然把蜡笔盒放在桌上。

「徳永君、何、これ?」

"德永君,那是什么?"

先生に聞かれると、クレパスとは言わずに、「二十四色です」とふたをあけて見せた。

老师问我时,我不说是蜡笔,而是打开盖子说:"是二十四色的。"

先生も「へー、すごいねえ」と言ってくれる。

连老师也说:"真不错呢。"

周りの友達も、二十四色なんて誰も持っていないから、珍しそうに箱の中を覗き込んでは、ため息をつく。

同学中都没人有二十四色的蜡笔,也都好奇地看着我的蜡笔盒赞叹。

本期主播

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主播/みちこ

小编/小郑

责编/日语之声

栏目/佐贺的超级阿嬷

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