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【天声人语】平昌気き質しつはイモの岩

2018-02-04  本文已影响14人  日语君

平昌気き質しつはイモの岩
平昌精神 忠诚耿直

来週の冬季五輪開幕を前に、開催地韓国の平昌(ピョンチャン)をめぐった。まずはと訪ねた開会式会場で驚いたのは、あたりを包つつむ濃のう厚こうな魚の香り。すぐそばに広大なスケトウダラ干ほし場ばがあった
在下周冬季奥运会开幕式举办之前,我拜访了开幕式的举办地韩国平昌。首先来到了开幕式的会场,让我惊讶的是,这里随处漂浮着浓厚的鱼香味。原来隔壁是一个宽阔的明太鱼晒制场。

▼数千いや数万匹が北きた風かぜに揺れている。「いまが最さい盛せい期き。この辺は昔から韓国一の干しダラの産地です」。住民によると、開会式の催もよおされる高台もタラ干し場の一つだった。屋や根ねはない。選手や観衆はタラをも凍らせる寒かん風ぷうに耐えられるだろうか
成千上万条明太鱼在北风中摇曳着。“现在正值旺季,这里自古以来就是韩国最好的鳕鱼干的产地”。据当地居民透露,连举办开幕式的高台也曾是鳕鱼的晒制场。这里没有屋顶,运动员和观众们能忍受得住把鳕鱼都冻干的寒风吗?

▼大会は平昌郡と江陵(カンヌン)市で開かれる。どちらも江原(カンウォン)道(県にあたる)にある。経済が急速に発展した韓国だが、北朝鮮と接する江原道は成長から取り残されてきた。若者は都会へ出る。高齢化と過か疎そ化かが進む
冬奥会将在平昌郡和江陵市举行。两地都位于江原道(相当于日本的县)。虽说韩国经济实现了高速发展,但与朝鲜接壤的江原道却经济发展滞后。年轻人都选择奔赴大城市,导致这里的老龄化和人口过疏化现象日益严峻。

▼人々が恨うらめしげに語かたるのは、16年前に日韓が共きょう催さいしたサッカーW杯。江原道では公式戦がなかった。「熱ね狂っきょうから取り残された。五輪はその埋め合わせ」とのうがった解説も聞いた
令人们怨声载道的是16年前日韩共同举办的世界杯足球赛。当时,正式比赛没有在江原道举行。还有人一针见血地解释说:“这次举办冬奥会弥补了当时被隔绝在狂欢氛围之外的遗憾。”

▼タラ鍋を囲かこみ、いわゆる県民性(道民性)論議に花が咲く。ソウルを囲む京畿(キョンギ)道の人は「抜け目がない」。有ゆう力りょく政治家の多い慶尚(キョンサン)道民は「がめつい」。論拠はともかく座は盛り上がる。ここ江原道は「カムジャバウィ」(ジャガイモ岩)。特産のイモになぞらえ、「実じ直っちょくな山奥の田舎者」の含みがあるそうだ
围坐在鳕鱼锅前,我和当地的人们展开了对所谓县民性格(道民性格)的热烈讨论。环绕首尔的京畿道人“精明狡猾”,强势政治家辈出的庆尚道人“唯利是图”。其评价依据暂且不提,讨论气氛确实非常热烈。江原道是“马铃薯岩石”,把当地人比作这里的特产马铃薯,包含了“深山里忠诚耿直的农家人”之意。

▼話は続く。スキー競技が開かれる平昌郡のジャガイモ岩と違って、スケート競技の江陵市は海に開け、社しゃ交こう性せいに富とむ土と地ち柄がらだそうだ。選手の活躍とは別に、開催地の風ふう土どや気質に親しむ。五輪の楽しみの一つだろう。
讨论还在持续着。和举办滑雪比赛的平昌郡的忠诚耿直不同,据说举办滑冰比赛的江陵市因为临海,所以当地人的性格特点是擅长社交。除了可以一睹运动员的风采,还可以了解举办地的风土人情,这也是奥运会的乐趣之一吧。

【天声单词】
△催す(もよおす⓪③):(自动,一类)举行,主办(人を集めて行事などを行う。);感觉(要......)(感じさせる、さそう。);有征兆,预示(起こり始める、兆す。)
△恨めしい(うらめしい④):(形)可恨,有怨气(恨みたくなる気持ち);遗憾,可惜(残念だ)
△熱狂(ねっきょう⓪):(名,自动,三类,サ变)狂热(狂うばかりに夢中になること)
△抜け目がない(ぬけめがない):(慣用語)不出差错,精明周到(注意深く、やることに抜けたところがない。また、自分の利益になりそうだと見れば、その機会を逃げさない。)
△がめつい(③):唯利是图,贪得无厌(けちでがっちりしている。)
△擬える(なぞらえる④):(他动,二类)比拟,比作(同にせるまねる)
△土地柄(とちがら⓪):(名)当地的风俗习惯その土地に特有の風習。また、そこの住民に特有の気風。)

来源:朝日新闻
朗读:乔乔 兔兔 韩少林 十六
注音:吕雪梅
单词整理:吕雪梅
背景资料整理:杨荣
翻译:Hochan22
后期:恩惠
责编:孙鹏轩

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