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【日本民间故事】素戋鸣尊

2019-04-10  本文已影响0人  日语之声

ヤマタノオロチ

サノオノミコトという方は、大変の強い神様でしたが、まあ…色々と乱暴をしたため、神様の国である高天原から一時追い出されていました。スサノオノミコトは出雲の国の鳥髪という所に降り立ちます。そこに肥河という川が流れていました。

素戋鸣尊是一位力大无比的天神。但因为他干了很多粗暴无礼的事,所以曾经有一段时间被驱逐出诸神居住的天国—高天原。素戋呜尊降落到出云国一个叫鸟发的地方,那儿流淌着一条叫肥河的河流。

スサノオノミコトがああ…どうしようと途方に暮れておりますと、川の上流から、お箸が流れてきます。これは村があるに違いない。食い物でももらおうと、スサノオノミコトは川に沿って歩いていきます。すると、村に出まして、そこにお屋敷があるのですが、中からおいおい泣く声が聞こえてきます。スサノオノミコトが屋敷を訪ねると、年老いた夫婦と若い娘の三人が泣いているでした。

“唉!我该怎么办啊?”正当他不知所措的时候,从河的上游漂来了一根筷子。他想:“这附近肯定有村庄,不如去那里找些食物吧。”于是,素戋呜尊沿着河边向前走。不一会儿,他来到了个村子。这里有一户人家,从房屋里面传出嚶嘤的哭泣声。素戋呜尊推开了房门,只见屋里有一对老夫妇和他们年轻的女儿三个人在伤心地哭泣。

スサノオノミコトはわけを聞きます。「私はこの国を治める国の神で、名を足名椎、妻の名を手名椎と申します。わたしたちには以前八人の娘がありましたが、ヤマタノオロチという大蛇に、みな飲み込まれてしまいました。今年もまたヤマタノオロチが来る時期になりまして、この…最後に残されたクシナダヒメまで奪われようとしておるのです。」

他便询问其中的原委,那老翁回答说:“我是治理这个国家的国神,名叫足名椎,妻子叫手名椎,我们以前有八个女儿。但其中的七个全都被八歧大蛇吞食掉了。今年,又到了八歧大蛇要来的时候了。唉!连最后剩下的奇稻田姬也很快要被抢走了。”

「ヤマタノオロチ…はて、はてそれはいったい?」

“八歧大蛇……那究竟是什么玩意儿?”素戋呜尊问道。

「それはもう恐ろしい怪物で。頭と尾がそれぞれ八っずっございして、とにかくでかい。八つの山、八つの峰を這いわたるほどでございます。背中にはワーッと樹木が生い茂って、目はぴかびか光っております。」

“那是一个非常可怕的怪物。它有八个头、八条尾巴,总之体型特别大。身体长得足够蜿蜒盘旋过八座山峰。背上还长着茂密的树丛,眼睛闪闪发光。”老翁回答说。

スサノオノミコトは気の毒になります。そんなが弱い少女を食い殺すなんてけしからんことです。ふと見ると、クシナダヒメは両親の陰に隠れながらぶるぶる震えています。その小動物的可愛さにスサノオノミコトはもう、一瞬で参ってしまいました。

听完老翁的哭诉,素戋鸣尊觉得他们十分可怜。那怪物竟然忍心把如此纤弱的少女吃掉,真是岂有此理!素戋呜尊无意中看到了躲在父母身后、浑身打哆嗦的奇稻田姬,一下子就被她那小动物般的可爱模样迷住了。

「あの、そのヤマタノオロチというのはわしが退治します。だから娘さんを嫁にください。」

“我去消灭掉那条八歧大蛇。请把您的女儿嫁给我吧。”素戋呜尊坚定地说。

「え、そんな急ぐな。だいたい、あなたは…どういった方ですか。」

“啊?不要那么冲动。话说回来,您是何方神圣?”老翁问他。

「わたしはアマテラスオオミカミの弟のスサノオのというものじゃ。たった今、天界から降り立ったばかりじゃ。」

“我是天照大神的弟弟素戋呜尊。刚从仙界下来的。”素戋呜尊回答。

「なんと…そんな高貴なお方でしたか。これは、ぜひ、お願いいたします。」というわけで、ヤマタノオロチを退治することになりました。

“什么…原来是如此尊贵的天神啊。那么,这件事就拜托您。”老翁欣喜地说。就这样,素戋鸣尊准备动身去消灭那条八歧大蛇。

スサノオノミコトはまずクシナダヒメを髪に差す櫛の姿に変身させ、自分の髪の毛に差します。とりあえずクシナダヒメの身の安全を確保したわけです。

为了确保奇稻田姬的人身安全,他先是把奇稻田姬变成一把梳子,插在了自己的头发上。接着,他往八个酒桶里灌满了酒,就等着八歧大蛇的到来。

それから八つの酒樽になみなみと酒をつぎ、ヤマタノオロチがやって来るのを待ちます。

不一会儿,“轰隆隆”一阵巨响,大地摇晃起来,让人毛骨悚然的八歧大蛇现身了。只见这条蛇大得出奇,它的身体可以盘延八座山岭和八座山峰,背上毛峰林立,眼睛闪闪发光。

しばらくして、ドドドドドと大地を揺さぶり、見るも恐ろしいヤマタノオロチが姿を現します。とにかくでかい。八つの山、八つの峰を這わたるほどです。背中にはワーッと樹木が生い茂って、目はぴかぴか光っています。

大蛇发现了酒桶,喜出望外,迫不及待地把八个头伸进酒桶里,咕嘟咕嘟地喝个不停。不一会儿,八歧大蛇便喝得酩酊大醉,缓慢地伸展着它的躯体。

ロチは酒樽を見つけ、大喜びで八つの首をバシャーンと酒につけ、ごくごくと飲みまくります。すっかり酔っ払ったオロチ。ぐてーんとだらしなく体を伸ばしています。

这时,素戋呜尊悄悄地接近大蛇,“嗨!”地大喊一声,猛地拔出剑,把大蛇的身体剁成了几块。然而,它的八个头和八条尾巴之中,有一条尾巴怎么也砍不断,总觉得好像里面有一个硬邦邦的芯似的东西。

そこへ、しずっ、しずっ…スサノオノミコトが近づいていき、「えいっ」抜き払った剣で、オロチの体をズグズタに切裂きました。ところが、八つの頭、八つの尾のうち一つの尾だけがどうしても斬れません。なんか固い芯が入っててゴリゴリしてる感じです。

“咦?为什么有这样的感觉呢?”素戋呜尊觉得很奇怪,他用刀尖仔细地削开那一条尾巴上的肉,拿出了里面的东西。原来那是把不可多得的宝剑啊!

「はて…?なんだこの感じは」不思議に思ったスサノオノミコトは尻尾の肉を刀の切っ先で丁寧に削り落とし、中身を取り出しました。それは見事な剣でありました。

这一把剑如此珍贵,如果占为己有,那可真是太浪费了。想到这儿,素戋呜尊决定把它进献给天照大神。这就是被后人称为“天丛云剑”的神剑。

スサノオノミコトは、剣のあまり立派さに自分の物にするのはもったいないということで、アマテラスオオミカミに献上いたしました。これが後に草薙の剣と呼ばれることになった霊剣であります。

素戋呜尊成功地消灭了八歧大蛇,并和奇稻田姬结了婚,在出云国修建宫殿定居下来。

見事、ヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトはクシナヒメと結婚し、ここ出雲の地に宮殿を建てて住みました。スサノオノミコトとクシナグヒメからはたくさんの子供が産まれ、その子がまた子を産み、何代目か後に生まれたのが、因幡の白兎で有名なオオクニヌシノミコトであります。

素戋呜尊和奇稻田姬生了很多小孩,他们的孩子又结婚生子在经历无数代之后诞生了由“因幡白兔”的故事而闻名的大国主命。

本期主播:紀子

本期小编:KUMO

责任编辑:日语之声



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