【日本民间故事】哭泣的红鬼
泣いた赤鬼
山の中に、1人の赤鬼が住んでいました。赤鬼は人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に、「心の優しい鬼の家です、どなたでもおいてください、おいしいおかしがございます、お茶も沸かしてございます。」と書いた立て札を立てました。
从前,山里住着一个红鬼。他很想和人类交朋友,于是在自家门前竖了一块牌子,上面写着“这里住着一个心地善良的鬼。欢迎大家来玩。有好吃的点心,茶水也已烧开”。
けれども、人間は疑って、誰1人遊びに行きませんでした。赤鬼は悲しみ、信用してもらえないことを悔しがり、おしまいには腹を立てて、立て蓋を引き抜いてしまいました。そこへ友達の蒼鬼が訪ねて来ました、蒼鬼は訳を聞いて、赤鬼のために次のようなことを考えてやりました。
但是,人类都很怀疑,没有一个人去玩。红鬼很伤心,懊恼得不到人类的信任,越想越气,最后把牌子给拔掉了。这时,红鬼的朋友蓝鬼来玩了。听红鬼说了事情的经过,他为红鬼想了一个办法。
蒼鬼が人間の村へ出てきて、大暴れをします。そこへ赤鬼が出てきて、あお鬼をこらしめます。そうすれば、人間たちにも、赤鬼が優しい鬼だということがわかるだろう、と言うのでした。しかし、それでは蒼鬼にすまない、と渋る赤鬼を、蒼鬼は、無理矢理引っ張って、村へでかけていきました。
蓝鬼去人类的村子里大闹,然后,红鬼出现,把蓝鬼教训一顿。这样的话,人类一定会认为红鬼很善良。但是,红鬼觉得这样太对不起蓝鬼了,不愿用这个办法。蓝鬼硬把他拖到了村里面。
計画は成功して、村人たちは安心して赤鬼の所へ遊びに来るようになりました。毎日、毎日、村から山へ、3人、5人と連れ立って、出かけてきました。こうして、赤鬼には人間の友達ができました。赤鬼は、とても喜びました。しかし、日が経つにつれて、気になってくることがありました。それは、あの日から訪ねてこなかった、蒼鬼の事でした。
计划很成功,村里人都放心来红鬼家里玩了。每天,都会有三五人结伴从村里来到山里。就这样,红鬼与人类做了朋友。但是,随着日子的流逝,红鬼开始有些挂念蓝鬼,因为打那以后,蓝鬼再也没有来玩过。
ある日、赤鬼は蒼鬼の家を訪ねてみました。蒼鬼の家は、戸が硬くしまっていました。ふと、気がつくと、戸のわきには、張り紙がしてよありました。そして、それに、何か、字が書かれていました。
有一天,红鬼去蓝鬼的家里拜访。但是,蓝鬼家的门关得紧紧的忽然,他看到门边贴着一张纸条,上面写着字。
「赤鬼君、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、僕がこのまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、僕は旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さよなら、体を大事にしてください。どこまでも君の友達、蒼鬼。」
“红鬼君,你和人类好好交朋友,快乐地生活吧。要是被人看见我和你在一起的话,你也会被认为是恶鬼。所以,我去旅行了,但是,我永远不会忘记你的。再见,好好保重身体啊。你永远的朋友,蓝鬼。”
赤鬼は、黙って、それを読もう読みました。二度も三度も読みました、戸に手をかけて顔を押し付け、しくしくと涙を流して泣きました。
红鬼默默地念完了纸条,念了一遍又一遍。他把手扶在门上,脸埋在手里,抽抽搭搭地哭了起来。
本期主播:萝卜
本期小编:KUMO
责任编辑:日语之声
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