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【日语共读】一个人的好天气(44)

2018-12-21  本文已影响0人  日语之声


日语共读

一个人的好天气

青山七惠

不断地认识人,不断地被人认识。

但是好天气是自己给自己的。

欢喜

悲伤

皆さん、こんばんは。今天继续由主播佳佳为大家分享青山七惠的作品《一个人的好天气》。希望你会喜欢~



-一个人的好天气-

《一个人的好天气》是日本80后新锐小说家青山七惠的芥川奖夺冠作品,描述了一个打零工的女孩如何与年长亲人相处,同时追寻自我、独立的故事,走向自立的一名女孩在工作、生活和恋爱中的种种际遇和心情令人揪心,小说写尽了做一名自由职业者(“飞特族”)的辛酸。

内容折射出当前日本的一个社会问题,即许多年轻人不愿投入全职工作而四处打工,宁愿做自由职业者,他们不想长大,不愿担负责任,无法独立,害怕走出去看看这个世界,但是又不知道这种恐惧从何而来。

《一个人的好天气》(44)

「興味もないのに無理やり行くなんて、お金がもったいないよ。大学なんか行かなくったって、どうにかなるもん」

「そりゃあ、そうかもしれないけど」

「あのね、あたし、勉強嫌いなの。それより働きたい。自分の力で食っていきたい」 「そのために、大学行くんじゃない。あそこんちはお母さん一人だから行きたくても大学に行けない、って言う人もいるんだからね……」

“没有兴趣,勉强去学习也是白费钱。不上大学也能生活。”

“要这么说,也许是吧。”

“跟你直说吧,我讨厌学习,更愿意工作,我想自食其力。”

“就是为这个才去上大学的呀。有人背后说,那家人是单亲,只有一个妈,想上大学也没钱上……”

 

すねたようにそう言う母を見て、わたしは思わずふき出した。

「今どきそんな人いるの」

「世間てそんなものよ」

「お母さんとあたしがよければ、それでいいじゃん。そんなの気にするほうがわかんない。 お母さんだってほんとはどうでもいいんでしょ、一忚言ってみるだけで、親の義務として」「どうしてそんなひねくれたこと言うの」

望着钻牛角尖的妈妈,我不禁笑了起来。

“这年头还有人这么说?”

“社会就是这样。”

“妈妈和我愿意怎么生活就怎么生活。干吗在乎别人说什么?妈妈其实也无所谓吧,只不过说说而已,尽尽做家长的义务。”

“你怎么老是跟我戗着呀?”

 

母はほとんどとけたアイスにスプーンを突っ込みながら、眉間にしわを寄せてわたしの目をまじまじ覗き込む。対抗してぐっと睨み返すのだが、火をつけられた新聞紙みたいに、わたしの視線は彼女の目の前でしなしなと折れ曲がっていってしまう。もったいぶった間のわりには、どこか言いづらそうに母は口を開いた。

「なんていうかさ……どうでもいいけど、ちゃんとしてよね」

妈妈皱起眉头直盯盯地瞅着我的眼睛,一边用勺子戳着差不多融化了的冰激凌。我也不示弱,更加使劲地瞪她,谁知我的视线在她面前,就像点着了火的报纸,渐渐瘫软卷曲下去了。神气十足的妈妈有些费力地开口道:

“不知道怎么说才好……虽说无所谓,可是,你要好好生活啊。”

 

はいはい、とうなずいて、わたしはフロアの隅にある点心コーナーに行くため立ち上がった。ちゃんとするってなんだろう。学校に行ったり、会社に勤めたりすることを言うのだろうか。母もはっきり言葉にしかねているのだろうが、そう漠然と言われると逆に本質を見抜かれたようで、しゃくだった。じゃあ自分はどうなのかと聞き返したくなった。

我使劲点着头,站起来打算去一角的中国点心区。“好好生活”是什么呀。是指去学校上学,去公司上班吗?妈妈也避免说得很清楚,说得这么笼统,结果让我反而像被看穿了本质,这才叫人气恼呢。我真想反问她,你自己又怎么样呢?

 

白い蒸気のたちこめる蒸籠の前で振り向くと、遠くの母はソファに埋もれるようにだらしな《せいろ》く座り、足をぶらぶらさせながら、こっちを見ている。わたしはあわてて向き直り、食べ切れないくらいのシューマイをトングで皿に盛っていった。

我站在弥漫着白色水蒸汽的蒸笼前面,回头张望,看见远处妈妈懒散地倚在沙发里,摆动着两腿,正朝我这边看呢。我慌忙扭过头去,夹了好多烧卖到盘里,看样子没可能吃得下。

主播:佳佳

小编:tsuki酱

责编:日语之声


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