语言·翻译日语日语共读

【日语共读】《心》夏目漱石(141)

2019-02-26  本文已影响4人  日语之声

       《心》讲述的是“先生”结识并爱上了房东家的小姐,同时也赢得了房东太太的好感,但却因年少时曾受到叔父的欺诈而对他人时存戒心,迟迟不能表白自己的心意。后来,“先生”的好友K住进了房东家里,也爱上了小姐,直率的K向好友“先生"表白了自己的心事,“先生”在表面上批评K“不求上进”,背地里却偷偷地向房东太太提出要和小姐结婚。知道了这一切真相之后的K在绝望中自杀了,同时K的死也留给“先生”一生的不安和自责,婚后的“先生”一直无法忘却K,他的内心无比的寂寞,终于也走上了自杀的道路。

「私が書物ばかり買うのを見て、奥さんは少し着物を拵(こしら)えろといいました。私は実際田舎(いなか)で織った木綿(もめん)ものしかもっていなかったのです。その頃(ころ)の学生は絹(いと)の入(はい)った着物を肌に着けませんでした。私の友達に横浜(よこはま)の商人(あきんど)か何(なに)かで、宅(うち)はなかなか派出(はで)に暮しているものがありましたが、そこへある時羽二重(はぶたえ)の胴着(どうぎ)が配達で届いた事があります。すると皆(みん)ながそれを見て笑いました。その男は恥ずかしがって色々弁解しましたが、折角(せっかく)の胴着を行李(こうり)の底へ放(ほう)り込んで利用しないのです。それをまた大勢が寄ってたかって、わざと着せました。すると運悪くその胴着に蝨(しらみ)がたかりました。友達はちょうど幸(さいわ)いとでも思ったのでしょう、評判の胴着をぐるぐると丸めて、散歩に出たついでに、根津(ねづ)の大きな泥溝(どぶ)の中へ棄(す)ててしまいました。その時いっしょに歩いていた私は、橋の上に立って笑いながら友達の所作(しょさ)を眺(なが)めていましたが、私の胸のどこにも勿体(もったい)ないという気は少しも起りませんでした。

   “夫人见我只顾买书,便劝我添些衣服。实际上我穿的只是农村土布。那时候,学生是不穿线织衣服的。我有个朋友,家里大概是横滨商人,家里有人过着颇为阔气的生活。有一回家里给他寄来一件纺绸小袄。大家一看都笑了起来。他害羞地作了许多辩解,把特意寄来的小袄塞在行李底下不穿了。后来大家又起哄故意让他穿。真是不走运,那件小袄爬满了虱子。大概他觉得正好吧,便把这件受人讥笑的小袄团成一团,出去散步时,顺便扔到根津的大脏水沟里了。那时我也去了。我站在桥上笑嘻嘻地望着他那所作所为,心里却丝毫没有感到这是很不应该的。

 その頃から見ると私も大分(だいぶ)大人になっていました。けれどもまだ自分で余所行(よそゆき)の着物を拵えるというほどの分別(ふんべつ)は出なかったのです。私は卒業して髯(ひげ)を生やす時代が来なければ、服装の心配などはするに及ばないものだという変な考えをもっていたのです。それで奥さんに書物は要(い)るが着物は要らないといいました。奥さんは私の買う書物の分量を知っていました。買った本をみんな読むのかと聞くのです。私の買うものの中(うち)には字引きもありますが、当然眼を通すべきはずでありながら、頁(ページ)さえ切ってないのも多少あったのですから、私は返事に窮しました。私はどうせ要らないものを買うなら、書物でも衣服でも同じだという事に気が付きました。その上私は色々世話になるという口実の下(もと)に、お嬢さんの気に入るような帯か反物(たんもの)を買ってやりたかったのです。それで万事を奥さんに依頼しました。

   从那时来看,我大约也算是个成人了。但是,竟连为自己添置些出门衣服这样的事情也不懂得。我有个奇怪的念头,总觉得不到毕业留胡子的时候,是无需为服饰担心的。所以就对夫人说,我需要的是书籍而不是衣服。她知道我买了很多书,使问我买的书都看了么?我买的书籍中有字典,当然也有应该看却一页也没翻过的,因此我回答不出。我发现,倘若买了不需要的东西,书籍也罢,衣服也罢,横竖是一样的。况且,我也正想以蒙他们多方照顾为借口,买   些小姐喜欢的衣带和布料什么的。于是便把一切托付给夫人了。

主播介绍

本期主播:开心花甲粉

本期编辑:LMN

责任编辑:日语之声

注:本节目仅用于分享和学习交流,不得转用和商用,内容版权归原作者所有。若有侵权,请在作品下方留言,我们会尽快删除。

上一篇 下一篇

猜你喜欢

热点阅读