【日语共读】《罗生门》连载(8)
皆さん、こんばんは、zoeと申します。各位听众朋友们大家晚上好,我是今天共读栏目的主播zoe。今天我们继续共读的是日本小说家芥川龙之介先生的短篇小说《罗生门》。では、一緒に聞きましょう。
羅生門芥川龍之介
「きっと、そうか。」
“确实是这样吗?”
老婆の話が完(おわ)ると、下人は嘲(あざけ)るような声で念を押した。そうして、一足(ひとあし)前へ出ると、不意(ふい)に右の手を面皰(にきび)から離して、老婆の襟上(えりがみ)をつかみながら、噛みつくようにこう云った。
「では、己(おの)が引剥(ひはぎ)をしようと恨(うら)むまいな。己もそうしなければ、饑死(うえじに)をする体なのだ。」
老婆子的话刚说完,他讥笑地说了一声,便下定了决心,立刻跨前一步,右手离开肿疱,抓住老婆子的大襟,狠狠地说:“那末,我剥你的衣服,你也不要怪我,我不这样,我也得饿死嘛。”
下人は、すばやく、老婆の着物を剥ぎとった。それから、足にしがみつこうとする老婆を、手荒(てあら)く死骸の上へ蹴倒(けたお)した。梯子の口までは、僅に(わずかに)五歩(ごほう)を数えるばかりである。下人は、剥ぎとった檜皮色(ひわだいろ)の着物をわきにかかえて、またたく間に急な梯子を夜の底(そこ)へかけ下りた。
家将一下子把老婆子剥光,把缠住他大腿的老婆子一脚踢到尸体上,只跨了五大步便到了楼梯口,腋下夹着剥下的棕色衣服,一溜烟走下楼梯,消失在夜暗中了。
しばらく、死んだように倒れていた老婆が、死骸の中から、その裸の体を起(おこ)したのは、それから間もなくの事である。老婆はつぶやくような、うめくような声を立てながら、まだ燃えている火の光をたよりに、梯子の口まで、這(は)って行った。そうして、そこから、短い白髪(しらが)を倒(さかさま)にして、門の下を覗きこんだ。外には、ただ、黒洞々(こくとうとう)たる夜があるばかりである。
没多一会儿,死去似的老婆子从尸堆里爬起光赤的身子,嘴里哼哼哈哈地、借着还在燃烧的松明的光,爬到楼梯口,然后披散着短短的白发,向门下张望。外边是一片沉沉的黑夜。
下人の行方(ゆくえ)は、誰も知らない。
谁也不知这家将到哪里去了。
(大正四年九月)
好了,芥川龙之介先生的罗生门到此全部结束,谢谢大家收听,では、皆さん、おやすみなさい.
本期监制: 日语之声
本期小编: 沫 言
本期主播: z o e
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