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【日本文学】猫的事务所(04)

2019-03-25  本文已影响5人  日语之声

任何事都是可能的。

人可以一瞬之间飞跃于冰云之上,随着大循环之风去北方旅行,也可以伏在红色花环下,与蚂蚁交谈,就连犯下的过错和难以言喻的悲哀,在这里也会变得圣洁。

这里所讲述的故事,都是树林、原野、铁道线、彩虹和月光所赐予的:茂密的森林、风与影、夜来香、奇妙的都市、延伸至白令市的电线杆的行列……实在是一个奇异的乐园。

宫泽贤治用他短暂的37年生命,留给世人足以流传千年的经典童话。这位“代表日本的国民作家”,活着的时候,因为他的童话有着“太过强烈的个性”而遭到拒绝,仅仅自费出版了一部童话集,而且连一本也没有卖出去。死去之后,他因为这些无与伦比的童话作品而获得巨大的“重生”。



猫的事务所 04

さて次の日です。

 かま猫は、やっと足のはれが、ひいたので、よろこんで朝早く、ごうごう風の吹くなかを事務所へ来ました。するといつも来るとすぐ表紙を撫でて見るほど大切な自分の原簿が、自分の机の上からなくなって、向う隣り三つの机に分けてあります。

「ああ、昨日は忙がしかったんだな、」かま猫は、なぜか胸をどきどきさせながら、かすれた声で独りごとしました。

 ガタッ。扉が開いて三毛猫がはいって来ました。


第二天。

灶猫腿上的肿胀终于消退,它一大早便愉快地出发,冒着喧嚣的风来到事务所,却发现往常放在自己桌上那些一来就会摸着封面翻开阅读的重要笔记本不见了——被分到相邻的三张桌子上了。

“啊,看来昨天业务很繁忙啊。”灶猫不知为何有些紧张,用嘶哑的声音自言自语道。

啪嗒一声,门开了。三毛猫走了进来。

「お早うございます。」かま猫は立って挨拶しましたが、三毛猫はだまって腰かけて、あとはいかにも忙がしそうに帳面を繰っています。ガタン。ピシャン。虎猫がはいって来ました。

「お早うございます。」かま猫は立って挨拶しましたが、虎猫は見向きもしません。

「お早うございます。」三毛猫が云いました。

「お早う、どうもひどい風だね。」虎猫もすぐ帳面を繰りはじめました。

 ガタッ、ピシャーン。白猫が入って来ました。


“早上好。”灶猫站起来打招呼,三毛猫却一言不发地坐下,接着便是一副很忙的样子翻开笔记本。啪嗒,哐。虎皮猫进来了。

“早上好。”灶猫站起来打招呼,虎皮猫却连看都不看它一眼。

“早上好。”三毛猫说。

“早。风真大啊。”虎皮猫也立刻翻开笔记本。

啪嗒,哐啷。白猫进来了。


「お早うございます。」虎猫と三毛猫が一緒に挨拶しました。

「いや、お早う、ひどい風だね。」白猫も忙がしそうに仕事にかかりました。その時かま猫は力なく立ってだまっておじぎをしましたが、白猫はまるで知らないふりをしています。

 ガタン、ピシャリ。

「ふう、ずいぶんひどい風だね。」事務長の黒猫が入って来ました。「お早うございます。」三人はすばやく立っておじぎをしました。かま猫もぼんやり立って、下を向いたままおじぎをしました。

「まるで暴風だね、ええ。」黒猫は、かま猫を見ないで斯う言いながら、もうすぐ仕事をはじめました。

“早上好。”虎皮猫和三毛猫异口同声道。

“早。好大的风啊。”白猫也一脸繁忙地开始工作。此时的灶猫无力地站在一旁,默默低头致意,白猫却假装没看到。

啪嗒,哐当。

“哈,今天的风可真大啊。”所长黑猫进来了。

“早上好。”三只猫都迅速起身行礼。灶猫呆呆地站着,埋着头行了个礼。

“简直是暴风啊。”黑猫也不理会灶猫,说完这句话之后便开始工作了。

主播 | 小执

小编 | reno

责编 | 日语之声

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