【晚安日语】0222 | ずっと続く思い
皆さん、こんばんは。お休み日本語へようこそ。Katyaです。
今日の文章は『ずっと続く思い』
ずっと続く思い
暑さが厳しくなり、衣替えをする時、私は必ず浴衣を二枚出す。一枚は、今年自分が着るもの。そしてもう一枚は、私が小学生の頃にきた紺色の浴衣とオレンジ色の帯だ。もう着られない浴衣を出す必要はないのだが、毎年毎年、どうしても見たくなって出してしまう。きっとこれが、私と母、そして祖母をつなぐ、大切なものだからなのだろう。
每当酷暑来临需要更换衣物的时候,我都会找出两套浴衣。一套是我今年穿的。还有一套是我小学时代的藏青色浴衣与橘黄色腰带。虽然没有必要拿出已经穿不了的浴衣,但是每年我都十分想见到它。这肯定因为它是连接着我和母亲以及祖母的重要存在吧。
小学生の頃の私は、浴衣にすごく憧れていた。夏祭りの時に見る色とりどりの浴衣がとても綺麗で、印象的だったからだと思う。毎年母に、浴衣が欲しいと言っていたのだが、返って来る返事がいつも決まっていた。「まだ早いでしょ。」毎年夏祭りぎりぎりまで粘るのだが、いつも私の負け。仕方なくいつも通りの服装で夏祭りに出かけていた。
小学时代的我十分憧憬浴衣,夏日祭的时候能够看到的各色浴衣都非常漂亮,它们给我留下了深刻的印象。每年我都会跟母亲说自己想要一套浴衣,然而得到的回复却永远是那句“你还小呦”。虽然每年我都能执拗地坚持到夏日祭临近,然而却总是以失败告终。没有办法,我只能穿着和平时一样的衣服去参加夏日祭。
それは小学五年生の夏のことだった。ある日母が私を呼び、箪笥から何かを出してきた。何だろうと不思議に思いながらそちらへ行くと、そこには紺色の浴衣が置いてあった。母が若い頃着ていたものらしく、今の私だと丁度良い丈だということで、出してくれたそうだ。帯はだめになってしまった為、祖母が作ってくれた。母はどうしてもこの浴衣を私に来てほしかったので、今まで新しいものを買わなかったと話してくれた。丈を確認するために袖を通した私は、浴衣を着ることよりも、その母と祖母の思いがとても嬉しかった。
那是小学五年级夏天的事情。有一天母亲突然叫我过去,然后从衣橱里面拿出了什么东西。我一边不可思议地想着一边走到她身边,那里放着一件藏蓝色的浴衣。母亲说那是她小时候穿的,现在我穿尺寸正好,所以便拿了出来。由于腰带已经坏了,所以祖母又给我做了一条。母亲告诉我说,因为她十分想让我穿这件浴衣,所以就一直没有给我买新的。为了确认尺寸,我把手伸进了浴衣的袖子——当时的我与其说是因为穿浴衣,不如说是因为那上面凝聚着母亲和祖母的心意而感到非常喜悦。
母の思い出、祖母の思い出、そして私の思い出が詰まっているこの浴衣と帯は、私にとってとても大切な宝物だと思っている。そんな宝物を、今度は私の妹にあげようと私は考えている。私が感じた嬉しさ、暖かさを、今度は妹に感じてほしいと思うからだ。そうやってずっとずっと、この浴衣が繋がって行けばいいと願っている。
这套承载着母亲的回忆、祖母的回忆以及我的回忆的浴衣和腰带,被我视为十分珍贵的宝物。如今,我想把这套宝物送给我的妹妹。因为我想让妹妹也体会到我所感受到的喜悦与温暖。我希望这套浴衣能够就这样一直传承下去那该有多好。
では皆さん、おやすみなさい。
また、来週ね。
主播 | katya
小编 | 咸咸
责编 | 日语之声
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