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短评---余录

2017-02-07  本文已影响0人  行走在钢丝上的鱼

2017/2/3付

シチリア島のシラクサには観光名所となった「ディオニュシオスの」がある。大きな耳の形をした入り口と60メートル以上の奥行きをもつ洞窟で、音の響きが良いことで知られる。ディオニュシオスは紀元前4世紀の僭主(せんしゅ)(独裁者)である

【在伊西西里岛的叙拉古有个著名的观光胜地,名为“狄奥尼西奥斯之耳”,进入巨大的耳朵的入口是一个进深有60米以上的洞,回声效果很好。狄奥尼西奥斯是公元前四世纪的帝王。】

▲言い伝えによれば、彼はこの洞窟に政治犯を収容した。実はそこでの会話を盗み聞きできるようにした部屋を造り、囚人たちの話から情報を集めていたのだ。この故事から監視されている人々に知られないように行われる監視は「ディオニュシオスの耳」と呼ばれる

【传说他在这个洞里收容政治犯,实际上是在这附近建造能窃听到谈话的屋子,以便从囚犯那里收集到情报。这个故事是为了不让被监视的人所知所以才起名为“狄奥尼西奥斯之耳”】

▲こちらも監視されていたことを最後まで相手に知らせぬようにし、監視していた事実すら記録にとどめないよう求めていた。容疑者の車などにGPS(全地球測位システム)発信器をつけて動きを追跡する捜査をめぐり、警察庁が全国の警察に行っていた通達である

【为了始终不让敌人知道被监视的事情,这里也没有留下(任何)关于监听到的事情的记录。警局通知了全国的警察,在嫌疑人的车里安装GPS(全球定位系统)发信器以便追踪搜查。】

▲警察庁はGPS捜査への犯人側の対抗措置を防ぐためと説明しているが、これでは裁判所や弁護人が捜査や情報収集が適正に行われていたかどうかチェックできない。痕跡を残さない監視をいかなる制限も受けずに行えるならば、古代シラクサの独裁者と変わらない

【警局做了为防止罪犯针对GPS搜查而(采取的)对抗措施的说明,但是审判处和律师对进行搜查和信息这种行为是否得当无法做出判断。(在)没有残留(任何)痕迹(的情况下)如何进行监视如果不受限制的话,不就变成古代时候的独裁者了吗。】

▲GPS捜査については令状が必要だという弁護側の訴えから裁判で争われるケースが相次ぎ、この春にも最高裁の判断が出る。日弁連からは利用法を法律で定めるべきだとの意見も出ている。神のように人を監視する者は自らが監視されることも受け入れるべきだろう

【(发布)GPS搜查的令状是很必要的,律师团的诉讼在审判中的争论不相上下,将于今年春季发表最高判决。日本律师联合制定利用法,这是在法律中应该制定的条款。监视者自身也应该接受像神灵一般的存在的人的监视。】

▲ディオニュシオスは苛酷(かこく)な法を小さな板に書き、読めぬほど高いさおの先に掲げた「懸(けん)柱(ちゅう)の法」でも悪名高い。法の執行に秘密をはびこらせてはなるまい。

【狄奥尼斯奥斯把严苛的法令写在小小的石板上,将其悬挂在读不到的高处,名为“悬柱法”,因此臭名昭著。在法令的执行中不可避免的使得秘密蔓延。】

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