【日语共读】你的名字(92)
你的名字
故事发生的地点是在每千年回归一次的彗星造访过一个月之前,日本飞驒市的乡下小镇糸守町。在这里女高中生三叶每天都过着忧郁的生活,而她烦恼的不光有担任镇长的父亲所举行的选举运动,还有家传神社的古老习俗。在这个小小的城镇,周围都只是些爱瞎操心的老人。为此三叶对于大都市充满了憧憬。
然而某一天,自己做了一个变成男孩子的梦。这里有着陌生的房间、陌生的朋友。而眼前出现的则是东京的街道。三叶虽然感到困惑,但是能够来到朝思暮想的都市生活,让她觉得神清气爽。另一方面在东京生活的男高中生立花泷也做了个奇怪的梦,他在一个从未去过的深山小镇中,变成了女高中生。两人就这样在梦中邂逅了彼此。
文中的人称代词有重要作用,而中文的第一人称【我】已经反映不出性别,故采取我(♂),我(♀)的方式表现。
「そこに……いるのか?」俺は呟く。
【在...那里吗?】我(♂)呢喃道。
「え、なになに、あっちになんかあるん?」
【诶,什么啊,那里有什么?】
四葉とサヤちんとテシガワラも、そろって俺の視線を追う。三葉、お前がそこにいるのなら-----
四叶和SAYA酱还有TESIGAWARA,都随着我(♂)的视线看去。三叶,你如果在那里的话----
「テッシー、ちょっと自転車貸して!」
【TESSI,车借用一下!】
言いながら、俺は奪うようにハンドルを掴む。サドルにまたがり、地面を蹴る。
一边说着我(♂)像抢一样抓住车把。坐在车座上,一蹬地面 。
「え、おい、ちょっと三葉!」
【诶,喂,等等三叶!】
サドルがやけに高い。俺は立ち漕ぎで、坂道を登り出す。
车座太高了。我(♂)站起来蹬踏,上坡而行。
「三葉、作戦はあ!?」
【三叶,作战怎么办!?】
遠ざかる俺に、なんだか泣きそうな声でテシガワラが叫ぶ。
面对远去的我(♂),TESIGAWARA简直是要哭出来一样大叫道。
「計画通り、準備しておいてくれ!頼む!」
【按原计划准备,拜托了!】
しんとした町に、俺の大声がこだまする。体から切り離された三葉の声が、山と湖に反射してひととき大気に満ちる。俺はその声を追いかけるようにして、全力でペダルを漕ぐ。
我(♂)的声音,在寂静的小镇中回荡。和身体分离开来的三叶的声音,在湖山间发射暂时充盈在大气中。我(♂)仿佛是要追逐那样的声音,全力踩着踏板。
頬を、誰かが叩いている。
有谁,在轻叩脸庞。
とても微妙な力で、たぶん中指の先だけで、私が痛がらないようにそっと叩いている。そしてその指先は、とても冷たい。ついさっきまで氷を握っていたみたいに、ひんやりとしている。そんなふうに私を起こすのは、いったい誰なんだろう。
非常微妙的力道,大概只是中指指尖,不让我(♀)生疼一样牟的敲击。而那指尖,也是特别冰凉。恰似刚才握过冰块的手掌,一下子凉到骨髓。如此这般让我(♀)醒来的,究竟是谁呢。
私は目を開く。
我睁开双眼。
あれ?
咦?
そこはとても暗い。まだ夜なのかな。
四下一片黑暗,现在还是晚上吗?
また頬を叩かれる。違う。これは水だ。水滴が、さっきから私の頬に落ちているのだ。上半身を起こして、私はようやく気づく。
又有人在碰我的脸。不对,是水。刚刚一直触碰我脸颊的,是水滴。直到支起上半身后,我这才发现------
「……私、瀧くんになっとる!」と、思わず声が出る。
【.....我,变成泷了!】我忍不住叫出声来。
狭い石段を昇ると、まっすぐに夕陽が目を刺した。
顺着狭窄的石阶爬到外边,一样顿时晃得我睁不开眼睛。
ずいぶん長い間暗闇にいたのか、瀧くんの目にはひりひりと涙が滲む。昇りきったそこは、もしかしたらと思っていた通り、ご神体の山の上だった。
看来泷的身体已经在黑暗中呆了很久,所以突然间受到光线的刺激,眼中便流出眼泪来。果然不出所料,我现在身处的山顶,正是神体所在的那座山。
どうして、瀧くんがこんなところに?
泷为什么会在这里?
主播:豚豚
小编:reno
责编:日语之声
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